▼まずはじっくりと作品を見ます。
講師の斉藤さんから、紙と鉛筆が渡されました。
この紙に、講師から出された質問の答えを、簡単に書きます。
講師からの質問は、こんな感じです。
「想像してみて!作品に触ってみたらどんな感じですか?」
「作品からにおいがしてきました。どんなにおい?」
「作品をぺろり。どんな味がしましたか?」
もちろん、実際には作品を触ったり、舐めたりはできません。
だからこそ、いつもより想像力が必要になります。
▼作品を見て質問の答えを考える参加者
1つの質問が終わったら、
自分の書いた答えを隠して、
自分の紙を隣の人に渡します。
今回は、五感に因んだ5つの質問をしました。
そうすると、5人の参加者がそれぞれ答えを書き込んだ紙ができます。
それを開いて読んでみると……
5つの答えは詩のようになりました。
自分の答えと共通するようなものもあれば、
まったく違う答えを書いた人もいます。
▼できた詩を読む参加者
できた詩を手がかりに、さらに作品を詳しく見ていきます。
「“でこぼこ”という言葉が出てきましたね。
“ツルツル”という言葉もありました。
どんな所が“でこぼこ”で、どんな所が“ツルツル”だと思いますか?」
と講師からさらに質問が。
▼質問されて、作品を見直す参加者
問いかけに対して、
「模様の部分がでこぼこで、縁がツルツルみたい。」
「光を反射しているところがツルツル」
などなど、
参加者からは様々な意見が出ます。
その意見を糸口にして、
釉薬やろくろ、白磁の特徴、また、
瀧田項一さんの作品の特徴にまで踏み込んで、解説していきます。
▼資料で他の白磁作品との違いを解説。
▼中には熱心にメモをとる人も
自分が作品に感じるものの正体が何なのか考えながら、
あらためてじっくりと作品を鑑賞します。
自分以外の人の意見も聞いて、
自分では気づかなかった部分が見えてくることもあります。
ワークショップが終わった後も、
参加者の方々はじっくりと作品鑑賞を楽しんでいました。
(スタッフS)
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