現在、八戸市美術館では、コレクション展Ⅱ「八戸の戦後画壇」を開催中です。
この展覧会では、八戸市で活躍した洋画家たちを紹介しています。
前期と後期で展示替えがあり、現在は後期の展示です。
二科会など、全国規模の公募展に出品された作品もご覧いただけます。
特に、岩舘千松(1916-1989)の作品は必見です。
岩舘の作品には、東北の民話や祭り、信仰をテーマにしたものが多く、
あえて西洋の油彩画で、日本の民俗を描くことに挑戦しています。
表現にも工夫が見られ、たとえば《石仏》では、絵の具に胡粉や砂を混ぜて、
ざらざらとした画面の質感を出すなど、一風変わった表現を試みています。
そんな岩舘の作品には、良い意味での東北の“泥臭さ”が表れているようです。
八戸市美術館は、来年度以降閉館予定です。
新美術館が建設されて開館を迎えるまで、しばらく作品をご覧いただけなくなります。
この機会をお見逃しなく!
(スタッフS)
コレクション展Ⅱ「八戸の戦後画壇」
11月19日(土)~1月29日(日) 9:00~17:00
会場:八戸市美術館1階展示室
入館料:一般150円、高校・大学生100円、小・中学生50円
休館日:12/29~1/3、10、16、23
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