2016年9月13日火曜日

企画展《赤城修司+黒田喜夫―種差デコンタ》レポート

久しぶりのブログ更新です。
アートイズのレポートは只今作成中ですので、しばしお待ちください……


今回は、
市民アートサポートICANOF 14回企画展

《赤城修司+黒田喜夫 ―種差デコンタ》
をご紹介します。


これまでも、ICANOF(イカノフ)と八戸市美術館の共催で、
毎年様々な企画展を開催してきました。

14回となる今回は、福島市で汚染土仮置場を写真に収め、
発信している赤城修司さんの展示です。

地面の表面を削り取るように除かれた汚染土。
しかしその汚染土を処理したり保管したりする場所はありません。
したがって、取り除かれた汚染土は、
家の庭や軒先、駅のホームに“仮置き”されています。

福島市に住む赤城さんは、それら“仮置場”を中心に、
3.11の事故によって引き起こされた問題を浮き彫りにします。

展覧会初日には、美術館展示室にて、トークイベントを開催しました。
写真を見せながら、事故後の福島を語る赤城さん。



また、椹木野衣さんにもトークをしていただきました。
最後はグランギニョル未来のメンバー、鵜飼哲さん、本展キュレーターの豊島重之さんも加わり、
「カリオキバ」について語りました。
 
 
展示室には、赤城さんのSNSでのつぶやきが貼られています。
 
 
また、印象的な写真が貼られたブースも。
 
 
映像の展示もあります。
 
 
難しい福島の問題に切り込む、大変刺激的な展示となりました。

(スタッフS)



市民アートサポートICANOF 14回企画展
《赤城修司+黒田喜夫 ―種差デコンタ》
826日(金)~911日(日) 9:0017:00(最終入場1600
会場:八戸市美術館 全館展示室
入場料:無料